初めて手作りをすることに工夫を覚えたのは小学生の頃のピカピカの土だんご
もっと小さい頃も丸めた覚えはあるが、それほどの「工夫」することの実感はなかった。
誰よりも強固で輝きも一番と思っていた。
宝物のようにいつも持ち歩いていた。

狭いが自分の部屋のようなスペースが出来た。
よく机に座る。
何かしらよく書いていた。(勉強をしていたのではなく、お絵かきのような物でもなく、
何を書いていたのか覚えていないが、とにかく筆記用具が好きだったのだ。)
そしてチョッキンチョッキンとハサミで紙を切るのが好きだった。切ったら折る。
一枚のぺら〜んとした平面が切って折ることによって立体になるのがおもしろかった。
叔父や叔母がまだ独身で親戚内の子どもは私一人だったということもあり、家中に
バービー人形や、りかちゃん人形がごろごろしていたが、自分で紙に描いてハサミで切った
紙の着せ替え人形がお気に入りでよく遊んだ。
着せ替えの頻度が多くなると紙なので破ける。
当時、田舎だったこともありセロファンテープは子どもが自由に使える環境ではなく、半紙
に糊付けして補強する。スカートもドレスもバッグもいくらでも作ることが出来るので、楽しく
てたまらなかった。家具ももちろん紙である。
テーブルや椅子、ピアノももちろん紙、家は贈答品の丈夫な紙箱で工夫する。
本当に楽しかった。
今思えば、思いのままいくらでも工夫が出来ることに楽しみを覚えていたのだろう。
やはり私の「ものづくり」の原点はここだった。
「工夫する」ことの喜びを感じるには、ありとあらゆるものがある今の時代では、なかなか難しい。




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